小樽・鱗友朝市（りんゆうあさいち）完全ガイド | 地元の“台所”で味わう、早朝からの新鮮魚介マーケット
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- 4 日前
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鱗友朝市（りんゆうあさいち）は、北海道小樽市色内にある市民市場です。小樽運河の北側、旧手宮線跡地の近くに位置し、朝4時から営業する小樽で最も早い朝市として知られています。
観光地向けに整備された市場ではなく、地元の水産業者と市民のために発展してきた市場で、新鮮な魚介類を手頃な価格で購入できることが最大の魅力です。現在は、鮮魚店・海産加工品店を中心に約10店舗、食堂2店舗が営業しています。
基本情報
名称：小樽 鱗友朝市
所在地：北海道小樽市色内3丁目10-15
営業時間：4:00〜14:00頃※冬季は一部店舗が5:00開店の場合あり
定休日：日曜日※7〜8月の繁忙期は日曜営業の店舗あり※1月1日〜10日頃は年始休業
駐車場：無料駐車場あり（約8台）
電話（代表）：0134-22-0257
運営：小樽鱗友商業協同組合
アクセス
JR小樽駅から車で約7分
JR小樽駅から徒歩約25分
小樽駅前バスターミナルから中央バス「手宮」方面行き乗車 →「手宮」停留所下車、徒歩約2〜3分
小樽運河から徒歩でアクセスでき、散策ルートの延長として訪れることも可能です。
鱗友朝市の店舗一覧（全店舗）
鮮魚・海産物店
大坂水産
市場理事長の店として知られる老舗水産店。タラバガニ・毛ガニなどの活ガニから、道内産の鮮魚まで幅広く取り扱っています。
木村商店
手作り蒲鉾・練り製品が名物。五目揚げや干物など、小樽らしい海産加工品が揃います。
三印水産
カニ専門の水産店。生け簀を使った活ガニの販売が特徴で、贈答用にも対応。
新保商店
干物専門色の強い鮮魚店。ホッケやニシンの一夜干しなど、自家製干物が人気。
高橋商店
鮮魚・カニ類を中心に扱う水産店。店頭に並ぶ大型の魚介が目を引きます。
努（つとむ）の店
店主の人柄で知られる個人商店。鮮魚のほか、オリジナルの加工品や味付け商品も好評。
中沖水産
三代続く老舗水産店。特にカニ類に強く、毛ガニ・花咲ガニなど季節商品が充実。
西田商店
カニ・鮮魚全般を扱う海産物店。対面販売ならではのやり取りが魅力。
はすの商店
干物・塩辛・珍味などの海産加工品専門店。お土産用にも使いやすい商品が揃います。
やまざき水産
鮮魚を中心に、一部青果も扱う店舗。地元向けの日常使いの品揃えが特徴。
食堂
朝市食堂
市場創設期から続く食堂を引き継いだ店。焼き魚定食や海鮮丼など、素朴で力強い朝ごはんが人気。営業時間：4:00〜13:30
いち乃家
新鮮な魚介を使った海鮮丼・刺身定食が評判。三色丼（ウニ・イクラ・ホタテ）など観光客にも人気。営業時間：4:00〜14:00
鱗友朝市の特徴
小樽市内で最も早く開く朝市
観光地化されすぎていない、地元密着型市場
同じ商品が重ならない専門店構成
価格と鮮度のバランスが非常に良い
市場内で購入した魚介の地方発送が可能
鱗友朝市の歴史
鱗友朝市は昭和中期、旧国鉄手宮駅周辺に自然発生的に形成された市場が起源とされています。早朝から魚を扱う必要があった水産業者たちが集まり、現在の朝市の形が定着しました。
2004年（平成16年）9月、台風18号により市場建物が倒壊する大きな被害を受けましたが、同年12月に新しい市場施設として再建され、現在に至ります。
名称の「鱗友（りんゆう）」は、魚の鱗（うろこ）を通じて結ばれた仲間＝友という意味が込められていると言われています。
観光で訪れる方へ
鱗友朝市は、「派手さはないが、小樽の本当の日常が見える市場」です。
早朝に訪れれば、仕入れ・仕分け・対面販売が行われる市場本来の空気感を体験できます。
小樽運河や手宮線跡地とあわせて巡ることで、観光地とは少し違う「暮らしの小樽」を感じられるスポットです。
※このテキストは観光案内・Web掲載用に整理した情報です。営業時間・定休日は季節や仕入状況により変わる場合があります。